不動産担保ローンは子どもの教育資金に使える?教育ローンとの違いや活用方法をご紹介!
所有している不動産を担保にして融資を受ける不動産担保ローン。
不動産担保ローンは資金を自由に使えますが、子どもの教育資金にも使えるのでしょうか。
今回は、不動産担保ローンは子どもの融資資金に使えるのか否かについて、教育ローンとの違いとともにご紹介します。
目次
不動産担保ローンは教育資金に使える?
不動産担保ローンとは、所有している不動産を担保に融資を受けるローンのことです。
不動産担保ローンの特徴として、融資を受けたお金の使い道にはほぼ制限がありません。
そのため、不動産担保ローンは教育資金にも活用できます。
また、使用目的が限定されていないため、教育資金以外にも使うことが可能です。
教育ローンとの違いは?
教育資金に使えるローンとして教育ローンも挙げられますが、不動産担保ローンと教育ローンは違います。
教育ローンとは、学校の入学金や学校で必要な物品などに使えるローンのことです。
そのため、資金使途は教育資金に限られます。
一方で、不動産担保ローンは資金使途が比較的自由なため、教育資金以外にも使えます。
つまり、使用用途が制限されているか否かが違いといえるでしょう。
また、不動産担保ローンは不動産を担保に融資を受けるため、融資限度額の上限が高く、かつ返済期間が長いため無理せず返済できる点も特徴です。
子どもの教育はお金がかかる?
子どもの教育には多額のお金がかかります。
例えば、子どもが3歳から幼稚園に通って大学まで進学した場合、教育費が必要な期間は19年に及びます。
この間、すべて国公立に進学した場合で約1,000万円、私立に進学した場合は約2,000万円の教育費が必要です。
子どもの教育には多額の資金が必要であるため、必要に応じて不動産担保ローンや教育ローンを活用することも一つの方法です。
教育費の目安は?
子どもの教育には多くの費用がかかるものの、具体的にいくら程度かかるのかを把握することは大切です。そこでここでは、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学それぞれにかかる教育費の目安を紹介します。
幼稚園
幼稚園の教育費は、公立を選ぶか私立を選ぶかに応じて変わります。3年間幼稚園に通ったと仮定する場合、公立幼稚園の費用目安は約47万円、私立幼稚園は約92万円です。
一見高額に感じるものの、幼児教育無償化によって国公立・私立どちらも3年間で必要となる教育費は以前に比べて減っています。
小学校
小学校の1年間の教育費総額は、公立小学校では約35.3万円、私立小学校では約166.7万円です。これを6年間に換算すると、小学校6年間の学習費は公立で約211万円、私立で約1,000万円です。費用目安を見ても分かる通り、公立と私立では教育費の差が約5倍あります。私立の小学校を選ぶ場合は特に費用がかかるため、不動産担保ローンを利用すると費用負担の軽減が可能です。
中学校
中学校の1年間の教育費総額は、公立中学校では約53.9万円、私立中学校では約143.6万円です。3年間に換算すると、公立中学校では約160万円、私立中学校では約420万円かかります。このことから、公立と私立とでは約3倍の差があります。
また、公立・私立どちらに通わせている家庭でも、補助学習費や習いごとなどの学校外活動費として年平均37万円ほどかけている家庭が一般的です。学費だけではなく、学校外活動費も視野に入れた資金計画を作りましょう。
高校
高等学校の1年間の教育費総額は、公立高等学校では約51.3万円、私立高等学校では約105.4万円です。3年間通うと仮定した場合、入学から卒業までに公立高等学校では約150万円、私立高等学校では約300万円がかかります。
小学校や中学校との違いとして、高校に進学すると国公立の中学校まで無償だった教科書代や授業料がかかるようになる点に注意しましょう。
大学
大学に通う場合、学費は親が出すケースや、本人が奨学金を借りるケースなどがあります。
大学では国公立・私立の選択だけではなく、志望する学部によっても必要な教育費は大きく変わります。例えば、4年間でかかる学費は国立大学の場合約480万円、私立大学文系は約690万円、私立大学理系は約822万円です。
大学は高校までと比べて必要な費用が大きくなるため、不動産担保ローンでまとまったお金を借りて長期間かけて返済する方法もあります。
不動産担保ローンの活用方法は?
不動産担保ローンは使用用途が原則自由であるため、さまざまな活用方法があります。
活用方法の例としては、塾に通う費用や模擬試験代、遠方の学校を受験する場合の交通費や宿泊費、合格前の教育費用などが挙げられます。
他にも、通学のための部屋を借りたり、生活用品を揃えたり、合格後の新生活を始めるために必要な費用にも使えるのです。
教育ローンでは使用用途が決められているため、このような使い方は難しいでしょう。
不動産担保ローンの注意点は?
不動産担保ローンは、使用用途の制限がほぼなく、返済期間を長く設定でき、借入限度額が高いというメリットがあります。
しかし一方で、万が一返済ができなくなってしまった場合には、担保の不動産を手放さなければならない可能性があります。
不動産を手放すことにならないよう、返済計画をしっかり立てておくことが大切です。
不動産担保ローンの選び方は?
不動産担保ローンの種類はさまざまで、どれがよいか迷う方も少なくありません。不動産担保ローンを選ぶ際は、金利と融資の限度額を確認しましょう。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
金利
複数社で迷っている場合は、金利で比較します。なぜなら、金利が低いほど最終的な返済負担を抑えられるためです。
また、金利タイプは「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。一般的に、固定金利よりも変動金利の方が低めの利率に設定されていることが一般的です。
なお、変動金利とは世界経済によって金利が変動するタイプ、固定金利とは支払い完了まで金利が一定のタイプです。
融資の限度額
自分の希望する金額を借り入れできるかは、重要な選定ポイントです。特に、高額の借り入れを希望する場合は、融資の限度額が高い不動産担保ローンを選びましょう。
不動産担保ローンならビジネスクルーへ!
子どもの教育資金として、まとまったお金が必要な場合は不動産担保ローンがおすすめです。
不動産担保ローンのご利用は、ビジネスクルーにお任せください。
ビジネスクルーの不動産担保ローンは、低金利で高額融資が可能です。
返済期間も長く設定できるため、毎月無理のない返済ができます。
一部地域を除く近畿地方での不動産担保ローンは、ビジネスクルーにご相談ください。
まとめ
子どもの教育には多額の費用が発生します。
教育費を確保する方法として、不動産をお持ちの場合は不動産担保ローンがあります。
不動産担保ローンの使用用途は自由度が高く、塾や予備校の費用など教育ローンでは使えないケースにも使用することができるので便利です。
無理のない返済計画を立てて、不動産担保ローンを有効に活用しましょう。
この記事の監修者
- 株式会社ビジネスクルー
- 代表取締役 浅山 亮二
- 2007年10月に株式会社ビジネスクルーを設立。
近畿一円を中心に、個人向け・事業者向け・不動産業者向けに不動産を担保とする融資サービスを提供。
貸金業務取扱主任者及び宅地建物取引士の資格を保有。








